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こちらのページでは、私が日々感じたことを、フランスに関係したことだけではなく、いろいろと綴っていきたいなと思っています。かなりわがままで、突飛な発想が飛び出すかも知れませんが、バカだなあと、思いながら、楽しんで読んでいただければ幸いです。

私のお勧め映画

『女と男の危機/La crise』/監督 Coline SERREAU 1992 仏
 っていっても、この映画知ってる人は何人ぐらいいるんだろう。このページの予告をみて、興奮して電話をかけてきた友人が一人いるけど、その人が、この映画を見たのも、私と同じNHKの衛星放送で、だった…。その週はたまたまフランス映画特集をやっていて、勉強になるからと思って、なにげに、ビデオを録ってたんだよね。そしたら、ハマッた。というか、うーん、何て言うんだろ。すごいそこはかとないんだけど、登場人物一人一人の 一人一人の生き様が他人には計り知れない?やっている人は、もうやっているし、端から見てなんか冴えない人でも何かしら大事な真実を持っていて…。悩んでいる人もいるし、泣いてる人もいるし、怒っている人も、責めてる人も、呆然としている人もいる。
  きつい言葉で、言いたいことを言い合っている、フランス人たち。最初は話がいっこうにかみ合わず、怒鳴り合ってばかりいる登場人物。主人公のVictorは、なるほど、déraisonable(不条理)な目に遇うんだけど、誰も、話を聞いてくれないし、みんな自分のことで手が一杯。まあ、Victorもそう。でもなるほど、朝起きてみると奥さんはいなくなってるは、会社に行けば突然解雇されてるは…普通 そんな不幸が一日の間に何の前触れもなくやってくることもないでしょう(気がつかない彼のキャラ、それが、問題だったのかもしれないけどね)。端で見ていると、彼の友人たちは何て冷たいのだろうと思う。でも、ただただ自分の話を聞いてもらいたくて周りの状況も見えない彼と、 それぞれの問題でてんてこ舞いの周囲の人々に大差はない。それが、どんなにばかばかしいことに見えようとも本人たちには大変なことなんだよね。Victorは、 結局ホームレスのMichouというモターッとした男に、Caféでビールをたかられ、やっと話を聞いてもらえることに。でも、相手にとって大いに不足あり!でも仕方がない。結局一日ついて回られ、奥さんの友達の機嫌もMichouのヘマで損なってしまい、こうなったら、最後はお里のmamanしかないと、朝11時のTGVに乗って南へ行くワケなんだが、何故か自分の上司の奥さんとCaféで一夜を過ごしてしまったMichouも同行することに…。

  さてここで、あらすじを蕩々と述べて何の意味があるのかと疑問を抱いた私・マリーは感想を一気に述べて、終わらせてしまおうと荒技に出ようとする。この後もこの前もとにかく出てくる人々には、いろんな日々の事件や問題ががいっぱいあって、今、自分の人生を生きるということはどういうことなのかというような問題の人もあれば、自分のやりたいことを思いっきりやってる人、自己中な人、過激な人等々。で、私は人の問題は人の問題なのだと思うのです(ちょっと冷たく聞こえるけど)。批判するのは簡単。一番大事なのは自分の問題を 解決すること。でも、その気付きを助けてくれるのは、周りの人の生き様だったり、ドタバタだったりすると思うのね。そして、最後にMichouの兄嫁(余命幾ばくもない老女)が、Victorに伝えてくれた幸せになる秘訣…それは、最後まで明かされることはないのだけど、観た人の中でずっとずーっとそれが何なのか模索し続けなければならないことなのだと思ったのね。
  フランス人の持っている問題ってどっか、自己中心的な考え方がドンづまりになってきてて、クールで、はっきりしていたいのに、なんか寂しい、人とつながれない、でも自分を曲げたくないというような境地にいるような気がする。日本人は自分がなさすぎて、人に合わせようとするばっかりに疲れ切って、人とつながるのが億劫になったりして、やっぱり寂しい…足して2で割るとちょうどいいような気がします(ちょーーっとおおざっぱかなー!?(^◇^;))。
 
  この映画の、VictorとMichouの、コンビは、『パパラッチ』でも主役張ってましたね。なかなかバランスの取れたいいコンビ。
  でもね、この『女と男の危機』は当時ビデオになったモノがレンタルビデオ屋さんで借りれるけどもう新しく発売されることもないような気がするし、DVDになって欲しいけどそんなこともなさそうでネットでも一回検索したけどなかった記憶が…。うーん、このままこんないい映画が観れなくなってしまうなんてちょっと惜しいぞぉー!
 でも、みなさん知っていましたか?日本とフランスのリージョンコードは一緒らしいですよ。ラッキー☆です(まあ、向こうモノは日本語字幕は入ってないけど、最後の手段として)。
 それに、もうすぐ発売の『千と千尋の神隠し』は、フランス語バージョンも入っているのだー!!やったやったー☆な、なんかズレてきている?すいません(汗)。このように無邪気な私にもいっぱしの悩みがあったりして、生きるってあんましオモシロクないじゃーん、とつまんなそうでもどっか脳天気なのは否めませぬ 。ま、フランス語何故か大好き娘(?)の明日はどっちだ!?ということで、みなさん、この映画是非一度観てみてください! 今度、プチ・サロンで観賞会でもしませうかー(ご希望の方は連絡を!)。